FastTrack ポータルに登録し、移行を管理する手順をご説明します
はじめに
このセクションでは、FastTrack 移行ハブを使用して移行イベントにつき学習、作成、スケジュールするために、FastTrackポータル登録をセットアップする方法についてご説明します。なおこのセクションでは、あなたの組織が500の有効なM365ライセンスを所有することでFastTrack Migration Benefitの資格を取得され、移行タイプに適切な条件が設定されていることを前提としています。
FastTrackポータルに登録する
このタスクでは、FastTrackポータルに登録し、移行プロジェクトチームのメンバーが FastTrack移行ハブを通じて移行プロジェクトを管理できるようにするための作業内容をセットアップします。
- 認証情報を使って、以下の手順でサインインしてください:
- Microsoft FastTrack登録ページで、プロフィールを入力します:
チームメンバーの追加
このタスクでは、FastTrackポータルインスタンスにチームメンバーを追加します。チームメンバーには、移行プロジェクトを支援する直属チームのメンバーで構成される移行チームと、パートナー、Microsoft社員、またはパートナーの立場で移行を支援するその他の人が含まれる移行チーム以外のメンバーが存在します。
FastTrack 移行サポートチームが新しいチームメンバーに適切な権限を追加します。なおこのタスクが完了するまで、新しく追加されたチームメンバーは次のセクションで作成する移行プロジェクトカードを見ることができません
移行プロジェクトの作成
このタスクでは、移行プロジェクトを作成します。これは、FastTrack ポータル内のプロジェクト管理ツールの最初のパートとなります。FastTrack移行ハブ内では、以下の手順で管理を行います。
- 新規移行プロジェクトの作成のダイアログで、移行プロジェクトを作成します:
- プロジェクトのセットアップで以下の質問に回答してください。
- 「ファイルのアクセス許可を移動しますか?」については、はいを選択します。デフォルトでは、「はい」が選択されています。
- 「隠しファイルを移動しますか?」の質問に関しては、いいえを選択します。このインタラクティブガイドの例では、デフォルトでそのように選択されています。
FastTrack では、隠しファイルを移行されないことをお勧めします。 - プロジェクトカードが作成されます。
プロジェクトカードの管理
受信者の管理
このタスクでは、移行プロジェクトに利害関係のある組織内の個人のEメールを管理します。個人には、利害関係者、部門長、プロジェクトメンバーなどが含まれます。これらの個人は、さまざまな移行イベントをスケジュールしたり更新したりする際に、移行の進捗に関する通知を受け取ることになります。
- 受信者の管理ページで、以下のように設定します:
資格情報の管理
このタスクでは、M365テナントにアクセスするための認証情報をFastTrack移行チームに提供します。このアカウントはSPO管理者でなければなりません。これにより、弊社の移行担当者は、移行タスクを管理し、問題が発生した場合のトラブルシューティングを行うために、移行マネージャ管理センターにアクセスできるようになります。
許可マップの管理
このタスク(オプショナル)では、ソース環境からM365へのパーミッションのマッピングファイルを作成します。これにより、パーミッションがデータと共に移行されることが容易になります。
移行イベントの追加
このタスクでは、移行イベントのスケジュールを管理します。このステップでは、移行タイプに応じた条件が設定されていることを前提としています。FileShareシナリオでは、FileShareへのアクセス(最小読み取りアクセス)とM365 SPOテナントへのアクセス(読み取りと書き込みアクセス)の両方を持つ移行マネージャー・エージェントをローカル環境に設定する必要があります。
- イベントタイプはデフォルトで同期が選択されており、このインタラクションガイドではこれを使用します。
- タイムゾーンは米国中部時間帯(GMT -6)に設定されています。
この移行イベントは指定した時間に開始されます。移行イベントはいくつでもスケジュールできます。適切なスケジュールと時間については、移行プランを参照してください。
移行結果を確認する
このタスクでは、移行イベントの移行結果を確認します。FastTrack移行は、FastTrack移行ハブ内でネイティブに移行のレポートを提供します。これらのレポートは、移行イベントごとの進捗状況を簡単に要約したレポートを提供するためのものです。より詳細なレポートをご希望の場合は、移行マネージャー・管理者センターからレポートをダウンロードすることができます。
ダウンロードが完了したら、移行結果を確認いただけます。